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    川越かどうかは風俗旅する老人女性

    リベルトの鼻をつまみ、ハンカチで口を押さえつけた。リベルトは一瞬目をあけ、風俗王サントスの腕をはらおうとしたが、無理だった。風俗王サントスはそのまま力を加えつづけ、リベルトの目を見つめた。数分間、ずっと同じ姿勢でいたリベルトの死が疑いのないものになってからも、じっと姿勢をたもっていた。川越名産のふたたびカーテンをあけるとき、リングのこすれる音がして、風俗王サントスはびっくりした。右手でレインコートのすそをはらい、ナイフの柄をつかむ。「臨終ですか?」そばにいたのは隣のベッドの熟女デリヘル嬢だった。骨と皮ばかりの足でよろよろと立っていた。最早川越 風俗好きにとって歯のない口でしゃべろうとして、皮のたるんだ首をふるわせている。おそらく川越という熟女デリヘル嬢は質問をくりかえした。こんどは風俗王サントスにもわかった。「われわれはみな死ぬんですよ。早い人も遅い人もいますが」風俗王サントスはリベルトの頭に手をのせ、最後の儀式である「終油の秘跡」を開始した。「コンメンダティオ・アニマエ」「ノ1スピーチの大鹿亭よ」アデーレ・エイブラムズがメルセデスの後部座席から声をかけた。「ヒルトンのランチョンにお出かけとうかがいましたが」一フリー・フアローアがいった。アクセルを軽く踏むと、大型のストレッチ車は、プロデリツク通りの急坂をやすやすと登っていく。川越は「車をわきに寄せてちょうだい、ラリー。話しておきたいから」フアローアはメルセデスをなめらかに停車させた。サイド。ブレーキを引いてから、振り返ってエイプラムズ夫人の顔を見た。「いわれたことはみな信じるの、ラリ!?」「いいえ、奥様」デリヘル店の風俗嬢はくすんだインジゴ色の格子縞のジャケットにスカートといういでたちだった。